学生時代、美術の時間に染色を学ぶ機会がありました。その際、美術講師から白くて素材が天然の布地を持ってくるようにいわれました。当日、大半の生徒はハンカチでしたが、1部の生徒はTシャツでした。せっかくだからとオリジナルTシャツを作ると勢い込んでいました。染色といっても内容をあまりよく覚えていませんが、確か先に模様を染色の水をはじく物質で描き、その上から模様を書いた物体が水に流れてしまわぬように何かを振りかけていました。私はとても簡単な模様を適当にちりばめていましたが、オリジナルTシャツを作るという子の中にはかなり凝った模様を描いている子がいました。染色が始まり、染料の入った水に布地を浸して引き上げ、洗うという作業を行いました。何度も色を入れたりするうち、グラデーションができる子や着ていた制服に染料を飛ばしてしまう子など、色々といて大騒ぎになりましたが、どうにか全員の分が染まりました。その後、乾燥させてみると色を染めたときより印象が変わり、かなり穏やかな色になりました。Tシャツを染めた子の模様はかなりはっきりと出ていて、独特のセンスを感じられるオリジナルTシャツになっていました。私もTシャツにしておけばよかったと後悔したのは言うまでもありません。